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神戸市立 名谷図書館


神戸市立 名谷図書館

名谷図書館

人と街を森でつなぐ図書館、地域愛で記憶に残る場づくりを実現

日本空間デザイン賞2021受賞(shortlist)  ウッドデザイン賞2021受賞    BAMBOO AWARD受賞

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概要

神戸市営地下鉄名谷駅前にある開業40年を迎えた大丸須磨店内に全国初百貨店内の公立図書館新設プロジェクトです。神戸市、大丸百貨店の想いと共に、図書館という場が地域や名谷に暮らす人々、そして将来世代である子供たちの「とまりぎ」となれるよう、全ての世代が名谷の街に愛着を育むきっかけとなるような図書館を目指しました。

社会課題/お客様のご要望

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1)神戸市のブランド力向上、安心できる子育て環境整備、将来世代の循環の為に人口誘引が課題

2)大丸百貨店の物を売るだけの百貨店モデルから、地域の新しいコミュニティ施設にしていきたいという想い
3)図書館として、将来世代にリアルな場で本と気軽に接し、愛着を持ってもらいたいという想い

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解決策

図書館にいかにして愛着持って頂くかという点において、
まずは神戸を中心とした地元関西出身のプロジェクトチームをつくり計画を進めました(書架配置、インテリアデザイン、地域材の手配、家具、サイン・グラフィック、照明など)。それにより作り手の地元愛による利用者への思いやりが各所に感じられる空間を実現。
また近隣地域の六甲山小学校で伐採された桧を家具として活用したり、地元クリエーターによる名谷エリアのまちの風景をイラストにし共感を呼ぶ壁画を製作したり、地元の子供たちと共に館内に置かれるスツールを制作するといった参加型企画を実施したりと、地域、公共、民間が共に愛着が生まれる仕掛けを随所で実施。
その結果、自然と空間は利用者に優しい空間となり、そして街の新たなコミュニティの場として価値ある図書館をつくることができました。

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百貨店と図書館がお互いに活気を伝え合う相乗効果を狙い、全面ガラス張りとし解放感を演出
名谷図書館7図書館のゲートの外にもフリースペースを配し、小さい子供連れの方も気軽に集える場を用意
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館内には木材を多用することで木の香りや温かさが感じられる空間

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コンパクトな図書館の中にも、様々な閲覧空間を作ることで、その時の気分に合わせて選べる場

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名谷の街をイラスト化した壁画
 

 

【クリエイティブディレクション】 エイムクリエイツ 馬瀨 充朗
【デザインディレクション】 BLURRY 石丸 耕平
【サイン・グラフィック】 山内 庸資
【サイン計画】 株式会社阪神コンテンツリンク 原田 浩二
【木材調達・コーディネート】 住友林業フォレストサービス株式会社、SHARE WOODS 山崎 正夫、神戸市立六甲山小学校
【家具】 カリモク家具株式会社
【書架計画】 丸善雄松堂株式会社 新家 三朗
【照明計画】 大光電機株式会社 安東 克幸
【スツール製作】 近隣住民のみなさま
【撮影】 浅野 豪

 

物件名 神戸市立 名谷図書館
所在地 兵庫県神戸市
オープン 2021年3月
事業主・クライアント 株式会社 大丸松坂屋百貨店・神戸市
カテゴリ

公共施設・ホテル・住空間

サービス内容

デザイン・設計

施工・制作管理

キーワード

施工

地域共創

住友林業協業

木の活用

再生案件

アワード受賞

実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。掲載内容は予告なく変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。

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