博多駅前の商業施設「KITTE博多」に九州初出店となる博多マルイ。従来型の「ターゲット」という考え方を払拭し、「男女」「年代」を超えた、幅広いお客さまに気軽にお立ちよりいただけるフロア構成を行った。
環境デザインコンセプトは「織かさねる」。店・フロア・テナント・地域・お客様が共創を重ねるさまを連想させるラインで表現。
九州大学と”居心地”に関する共同研究を行い、商業施設内で障がいを持つ方や外国人、高齢者方々と購買行動を共にする事で得られた“ 負の気付き”をもとに解決策を探り、全てのお客様に居心地が良いと感じて頂ける施設づくりを目指した。具体的には、パブリックスペースに博多駅という交通の要所に隣接した博多マルイならではのお客様のご意見から、時計を設置し、限られた時間で有効に施設をご利用頂くための取組みや九州鹿児島産の杉材、大分産の楠(クス)材を使用、博多マルイ館内随所で聞くことができる環境演出音を、地元由来の音色を使用した楽曲で構成を行った。
デザイン・設計:北山 康弘
1階エントランス位置とサッシライン変更
店内1・2階では目の不自由な方にもわかるよう、毎定時に時報を兼ねた環境演出音で時をお知らせ
ひとりでも大人数でも休めるパプリックスペース
志賀島をイメージしたさざ波やカゴメの鳴き声が聞こえるサウンドデザイン
パプリックスペースに時計を設置し、駅前立地の中でも限られた時間で有効に施設をご利用頂ける工夫をした
6階の授乳室にはクリエイターによる壁画の装飾や抗ウィルス作用もある機能性アロマで、安心の空気環境の演出
座面の高さや硬さ、座面の下に足が入るかなど、家具選びのポイントも工夫を施した
ベビーカーや車椅子のユーザーを利用をイメージしたパブリックスペース、車椅子の充電をしながらひとやすみができるスペース
博多織を現代的にアレンジしたレリーフ
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