ワクテナコラム#4 サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」に行ってきました

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サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」に行ってきました

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サステナブル ファーム&パーク「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」に行ってきました

KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)について

「サステナブルにワクワクを!」を合言葉に、自ら楽しみながらサステナブルに取り組んでいる私たちが今回視察でお邪魔したのは、ワクワク!サステナブル!を体験できる施設「KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)」。
クルックフィールズは千葉県木更津市にある、約9万坪の広大な敷地で「農」「食」そして「自然」の循環を体験できるサステナブルファーム&パークです。エイムクリエイツと業務提携をしている住友林業もいくつかの施設づくりに携わっていて、サステナブルな資源である木の魅力が存分に伝わるような建築も見どころでありました。
ちなみに施設名である「KURKKU FIELDS」のロゴ。よく見ると下の部分が少し無い…?!実はこれ、恵みの大地から元気に育つ植物などをイメージして、こういったロゴデザインになっているそう。ポジティブ!もうワクワクが始まっています!さぁ、見学ツアーの始まりです!
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KURKKU FIELDS(クルックフィールズ)

見学ツアー

ここからは、クルックフィールズのサステナビリティ担当吉田さんより、半日かけてご紹介いただいた場内を3つのトピックスで抜粋してご紹介します。

農業(堆肥舎)

まず最初に案内いただいたのは堆肥舎(COMPOST HOUSE)。
堆肥舎は施設内で一緒に生活を営んでいる牛や鶏といった動物たちの糞などを活用し、堆肥を作るための専用の場所。おいしい野菜をつくるための恵みとして活用しています。
堆肥づくりでは、微生物の発酵を活用して有機物を分解し、 発酵を効率よく進めるための管理が行われていて、温度や湿度を最適に保つように調整されています。
菌の働きによって発生する発酵熱は60℃~70℃にもなるそうで、中を掘り起こしていただくと湯気が立ち上ります。実際に私たちも発酵途中の堆肥を触らせていただきました!
動物たちの糞・尿と聞くとどうしてもマイナスなイメージがありますが、堆肥たちにも愛着を持てるようあだ名をつけているんだとか。
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サステナビリティ(バイオジオフィルター/バグホテル)

パーク内にはサステナブルを感じることができる仕掛けがあちこちにあります。仕掛けといっても、大げさなものを作っているのではなく、あくまでも自然に溶け込んだ形で存在しています。たとえば「バイオジオフィルター」。場内で出る排水は、最終的にバイオジオフィルターという自然の力を使った浄化システムで浄化されるそう。
微生物や植物の力を活用して、水を綺麗にしながら豊かな生態系維持しているそうで、とある来場された養蜂家さんが「ミツバチや蝶が訪れる花(蜜源)が少なく“蜜枯れ”と呼ばれる真夏に、これだけ沢山の花が咲き、ハチやチョウが舞っているのは素晴らしい!」と驚かれたそうです。
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「私たち人間が生きていることが自然環境にとって悪い影響を与えると思われがちですが、ライフスタイルの仕組みを変えることによって、ポジティブなものになるんです。」と案内役の吉田さん。私たちが生活を止めると、そういった水の流れも止まり、植物も枯れ、生き物たちもいなくなってしまう。まさに、循環型サステナブルを体感しました。 続いて、「バグホテル」。バグホテルとは、その名の通り「虫さんのホテル」。来場された子供たちとワークショップでこのホテルを作ったそうで、虫さんたちが住むお部屋の木々や筒などは、パーク内にあったものを子供たちが見つけてきて構成されています。
ちなみに、こちらの物件は満室の人気ホテル。理由を聞いてみると、「こちらの物件は北向き。温度が一定の北向きの方が冬の間ずっと冬眠していられるため、北向きが人気なんです。」とのこと。なるほど…虫さんたちにも好みの間取りや方角があるのね、なんて思っていたら、散歩されていたハチさんがお部屋に帰って来られました。

地中図書館

地中図書館は自然の一部として設計されており、住友林業の木材や技術が大きく貢献しています。地中に埋め込まれたようなデザインは、建物自体が目立つのではなく、周囲の景観に溶け込むような建物。
通常はメンバー登録と予約が必要な場所に、今回は特別に入らせていただきました。地中の秘密基地に足を踏み入れたようなワクワク感!「土の中の水や養分をもとに微生物や植物、生態系が豊かになるように、私たちも本を読むことで知性を得て、成長したり、心が豊かになるように」と案内役の吉田さんからご説明いただきました。なんて素敵なコンセプトでしょう。
木材の暖かみや質感が図書館全体に広がっており、自然とのつながりを感じさせてくれる建物でした。
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おいしい体験

ツアーの後には、おいしいお昼ごはんとおやつ、本日の振り返りを行いました。
暑さの残るツアー体験後だったので、身体に染み渡る美味しさ。特にクルックフィールズ内で作られた水牛モッツァレラのピザは絶品で、そのほかにも猪ハンバーグなど、さまざまなオーガニックメニューがありました。 
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▶今回ご案内いただいた 吉田 和哉さんからのコメント
(株式会社
KURKKU FIELDS/サステナビリティ担当)
 
ご来場いただきありがとうございました!私たちは日々の営みを通して「今の暮らしを楽しみながらサステナブルな未来を築くことは可能である」と強く信じています。
これからも「ワクテナブル」を掲げるエイムクリエイツの皆様をはじめ、様々なステークホルダーの皆様とより良い社会を実現していければと思います!

参加者のコメント

・施設にある全ての物が循環というテーマを持っていて、エイムクリエイツのワクテナブルも背伸びせず、自分たち目線で展開をしていくことが大切だと思いました。
・「農業」「酪農」「食」「アート」「宿泊施設」「図書館」など、一言でいえば「素敵で楽しい、まさにワクテナ!な施設」でした。
・「人が活動すると出る排水、排泄物など=ネガティブなものを、それを栄養とする植物に与えることでポジティブに変換する。環境を好循環する。無駄にしない。人は環境のなかで存在が癌と言われていますが、現代人のライフスタイルが癌となってしまっているだけで、少し工夫やライフスタイルを変えることでポジティブな存在になれる。」とのお話が印象的でした。
・自然のチカラをうまく使う×人のライフスタイルの行動を上手に組み合わせ連動することで、無理なく自然とサステナブルにつながっていく環境を作っていることを実感しました。

コラム担当者
岩田 寛史(プロダクト部)/ 布川 寛子(マーケティングソリューション部) 

全員がとても感銘を受けて楽しめたツアーとなり、循環のサイクルを実感する時間となりました。
「無理をしてサステナブルなことに取り組むのではなく、楽しみながら、自然に取り組む」 まさに、私たちが目指そうとしている「ワクテナブル」が体現されている!!と感動し、 これからのワクテナブルを推進していくために必要なことを学ぶ機会となりました。各々が感じたことを周囲に伝播させ、取り組みの輪が広がっていくと思いますので、今後もお楽しみに。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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