ワクテナコラム#1 サステナブルフィールド「三富今昔村」見学ツアー

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サステナブルフィールド「三富今昔村」見学ツアー

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サステナブルフィールド「三富今昔村」見学ツアー

石坂産業(株)の手がける、五感で学べるサステナブルフィールド「三富今昔村」
エイムクリエイツ社員のワクテナブル*な取り組みを表彰するワクテナ賞受賞者のみんなと、見学ツアーに行ってきました!
*ワクテナブル:ワクワク×サステナブル 楽しみながらサステナブルに取り組んでいこうという、エイムクリエイツの掲げるメッセージです

石坂産業さまについて

私たちのつくった店舗をはじめとする空間は、やがてその役目を終え、廃棄物として処理されます。
石坂産業さまは主に建築物由来の産業廃棄物の再資源化を行っており、空間プロデュース事業を営むエムクリエイツも日頃から大変お世話になっています。

石坂産業さまホームページ

産業廃棄物の再資源化だけでなく、現在は環境教育活動にも取り組まれている石坂産業さま。
三富今昔村は、石坂産業さまのリサイクル工場であると同時に、豊かな里山をもつ体験の場となっています。
今回は弊社社員10名で三富今昔村見学ツアーへ参加し、サステナブルついて学び、体験してきました。

見学ツアー 

ツアー行程 ツアー行程

オリエンテーション 石坂産業さまの見据える場所

"Zero Waste Design" すべての廃棄物が資源化する社会へ
石坂産業さまの掲げるビジョンである「Zero Waste Design」
再生可能な設計・ものづくりをし、ごみを資源として循環させ、ごみという概念を無くす考え方です。

脱「産廃屋」 地域に必要とされる会社へ
いわゆる「産廃屋」のイメージは、地域住民にとって家の近くにあってほしくないNIMBY(Not In My Backyard)と言われる業種でした。
そんなイメージを脱し、家の近くにあってほしいと願われるような”PIMBY”(Please In My Backyard)な会社となることを目指しています。

持続可能な開発のための教育事業
そして、社内だけでなく社会全体でZero Waste Designを推進していくため、体験型環境フィールド"三富今昔村"を整備し、環境教育事業に取り組まれています。

リサイクル工場見学 一歩先まで徹底したサステナブル

リサイクル工場見学

徹底したサステナブルな取り組み
廃棄物を分別、再資源化する資源再生工場は、事業そのものがサステナブル。
さらにその工程の随所に、徹底した”本気のサステナブル”が散りばめられていました。

左:閉塞感のある工場壁ではなく、周辺地域の景観へ配慮した緑化壁を設置。もともとの里山に自生していた在来種を使用することで生態系にも配慮
右:廃コンクリートと鉄筋を分別し100%をリサイクル 排ガスや熱の発生が少ない電動重機を使用/自然採光で省エネ/粉じん軽減の散水は雨水の再利用

圧倒的なリサイクル率
石坂産業さまの減量化・リサイクル率はなんと98%。
同業他社のリサイクル率は約60%と言われており、処理しきれなかった廃棄物が他社から運ばれてくることも多いとのこと。

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左:リサイクル率を上げるための大きなポイントとして、人の手による選別が重要。危険物の混入等による危険とも隣り合わせといいます。
右:再資源化できない廃棄物は最終処分場へ

つくる責任 つかう責任
再資源化できない廃棄物は最終処分場に運ばれ、埋め立て処理をされます。
最終処分場はあと22年で寿命を迎えると言われており、ごみを減らすことは急務なのです。
いかに処理するかだけでなく、つくる仕事をしている私たちも、処理しやすい工夫や廃棄物を減らす取り組みに力を入れなければいけません。

里山見学 生まれ変わったくぬぎの森

かつては不法投棄であふれ、鬱蒼としていた雑木林は、1300種もの多様な生物が住む、美しい里山へ。
くぬぎの森
地域の方々に愛される場所
散歩に訪れる人、家族で遊びに来た人や食事を楽しむ人、それぞれに地域のみなさまがこの里山の自然と触れ合い、楽しみに訪れています。その中にはここが産業廃棄物処理事業者の施設だと知らない方も多いとのこと。
まさに家の近くにあってほしい"PIMBY"(Please In My Backyard)へ、イメージが改革されている様子を目の当たりにしました。

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(ソフトクリーム、美味しかったです!)

おいしい体験・ふりかえり

最後はおいしいお昼ごはんと、ツアーの振り返りを
昼食は石坂オーガニックファームの有機小麦をつかった手打ちうどん おいしさもボリュームも満点でした!

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石坂産業のリブランデイングと共感の輪

ツアーに参加して印象的だったことは、社員のみなさまがイキイキとされている姿でした。
これは、会社の掲げる理念への共感が理由のひとつではないかと思います。
今やサステナブルな会社として知られる石坂産業さまですが、現在の姿に至るまでには会社の方向を大きく転換した過去があります。
ツアーを案内してくださった小林さまは、会社の大事にしている価値観や理念、存在意義に共感して入社した新社員だそうです。
「私が信じるものをみんなに知ってほしいから、発信することが楽しい」
そうおっしゃる小林さまの笑顔が眩しかったです。

とても楽しく、そして学びの多いツアーでした。
ありがとうございました。

参加者の声・担当者コメント

集合写真

ワクテナ賞受賞者のみなさまからのコメント 
・「ゴミをゴミとしない」モノをつくる側としても大切な考えを学びました 他の方々にも紹介したい場所になりました
・グリーンウォッシュではなく、エコやサステナブルの本質を理解した提案をしていきたいです
・安易な価格競争に参戦するのではなく、自分たちの強みを価値にして勝てる領域を探していくことへの可能性を感じました
・働く方々が仕事を楽しんで、やりがいを感じているマインドに感銘を受けました
・40%の社員が辞めるほどの大改革の末、新しい考えに賛同する人が集まっているリブランディングが印象的でした

担当者コメント ワクテナブルについて
全員がとても楽しんでツアーへ参加させていただき、そして受け取るものが大きかったと感じています。
エイムクリエイツの掲げる「ワクテナブル」は、楽しみながらサステナブルに取り組むというメッセージです。義務としてのサステナブルではなく、心の底からそれが良いと思える、共感が根底にある取り組み。ワクテナブルを推進していくために一番重要なことではないかと、ツアーを通して感じました。
最後まで読んでいただいたき、ありがとうございました。
担当:開発プロデュース部 酒井

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