ゆうぽうと跡地に開業した大型複合施設 五反田JPビルディングの1Fフードホールエリア「五反田食堂」をトータルでプロデュースしました。
MDプランニング・デザインコンセプト立案から商環境計画、リーシングサポート、店舗施工まで、五反田の新たなランドマークにふさわしい、ご利用いただく方々すべてに、多様な時間を過ごしていただける商空間を企画しました。
オフィスやホテル、公共施設など様々な目的で訪れる人たちが行き交う複合商業施設のなかで、多様な方々が気兼ねなく訪れ、それぞれが思い思いの時間を気軽に過ごせる、五反田エリアの拠点となるような「マチの食堂」がコンセプトです。
利便性の高いMD構成のなかでも、五反田らしい、ローカライズで希少性の高いテナントを誘致することで「マチ」の人たちに愛される施設価値を高める「食堂」を実現するとともに、商環境デザインでは、施設周辺に配した「五反田の森」を中心とする外部の自然環境とのシームレスなつながりを意識した開放的な空間になるよう計画しました。
・エリアの新たなランドマークにふさわしい「マチの食堂」というコンセプトの実現に向け、MDを組み立て、五反田や周辺エリアにルーツのあるテナント・認知信頼度の高いテナントへのアプローチを行いました。
「街を一緒に盛り上げたい想い」に共感いただき、一緒に新業態を検討するなど、五反田らしさの表現にこだわり、リーシングプロデュースを推進しました。
・施設に訪れる方や周辺にお住まいの方も気兼ねなく使える「マチの食堂」というコンセプトと、五反田の街がもつ「賑わい感」や「雑多さ」のイメージを表現するため、共用の客席だけではなくテナントが持ち込みで設置できる専有席をあえて共用部に滲み出させることで演出しました。また、建築与件上、動線やテナント区画の大幅な変更が困難であったため、
商環境はあえて天井や床材等をオーバーハングさせ、動線とテナント区画をシームレスにつなげるようにプランしました。
・多様な目的の方が来館される複合商業施設の食ゾーンであるため、ランチやディナーのコアタイムだけではなく、様々なお客様の利用シーンに合わせて席を選んでいただけるように、ファニチャーの高さに関するレギュレーションを設定しました。
テナント区画から外部空間に離れるにしたがい座面が低くなるように高さにグラデーションをつけるとともにバリエーションを持たせることで、過ごす時間や曜日、利用シーンに合わせて選べるFFE計画としました。
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。掲載内容は予告なく変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。