マルイファミリー溝口店が核店舗であるノクティプラザ2ビル、ごみ処理施設の環境改善。 レイアウト・案内表示の刷新や、床・壁・照明を改善し、誰もが安心して分別できる環境を整え、名称も「エコファクトリー」としました。
「分別によって新しいものに生まれ変わる工場である」
「リサイクルをすることが楽しくなる空間」
⇒エコを生み出す工場「エコファクトリー」
プロジェクトを成功させるために3つのポイントを手法として取り入れました。
・コンセプトを共有する為に、エコを生み出す工場「エコファクトリー」と名付け、ロゴのデザインをした。
・アルバイトの方など新規入場の方でも一目で理解できる分別方法のサインや目的の場所にたどり着く為の誘導サインをグラフィックの力で整えた。
・ この取り組みを駅前施設から地域に発信する為に、地元で活動されているアーティストの方に参加していただいた。
従来のゴミ捨て場の印象は、暗くて汚い「できるだけ行きたくない場所」。
固定概念の払拭を図るため、床、壁面、照明計画変更による環境の改善やウォールアートの追加。行くのが億劫だった場所を楽し気なプチアトラクションのような空間にリニューアルし、ESの向上に貢献。
従業員の方々に、広い庫内で細分化された分別の場所や方法がわかりづらく、適正な分別ができずにリサイクル率が低いという課題を、イラストを多用したインフォグラフィックスの手法で「一目で理解できる、興味をもって見ていただけるサイン」「楽しい誘導」「分別したゴミのリサイクルのその先」などのツールを作成。
楽しく正確に前向きな気持ちで、率先して分別をして頂く、エコ意識の向上の狙いと、リサイクルについての学びの場としてもリニューアル。
デザインの力でこの2つの課題を解決しました。
リニューアル後には、「明るくて使いやすい!来るのが楽しいわ、こんなゴミ置き場初めて、分別方法がわかりやすくなって嬉しい!」など、ポジティブなご意見をたくさんいただくことができました。発信性の高い取り組みをしたことにより、地元の新聞やラジオ等メディアで多く取り上げられ、川崎市や社団法人で開催された環境保全の催しにて、表彰もされました。
リサイクル率についても、ゴミ全体のリサイクル率は44%から約80%まで向上。生ゴミに関してはお施主様によるシステムの見直しの効果もあり、3%から100%と大幅に向上することができました。
【第8回 川崎市スマートライフスタイル大賞 最優秀賞】CO2の削減や地球温暖化対策に貢献する優れた取り組みやノウハウを表彰するコンペ
【脱炭素チャレンジカップ2020 優秀賞】脱炭素社会づくりの活動や地球温暖化防止、脱炭素化へつながるアイデアや取り組みを全国の企業や団体から公募し表彰する、一般社団法人による催しです。
【環境省 第10回グッドライフアワード 環境大臣賞「優秀賞」受賞】
デザイン・設計:福原 昌樹 施工・制作管理:滝本 圭太
楽しい誘導。赤が燃やすゴミ、青がリサイクル、緑が生ゴミ。
興味を引くイラストの分別サイン
フロアーMAPで、庫内の分別場所をわかりやすく図示
通路壁面は、地元アーティストによる手描きイラスト
「リサイクルしたものがどう生まれ変わるか」のインフォグラフィックスサイン
「生ゴミがリサイクルされる仕組み」のインフォグラフィックスサイン
※実績紹介に記載されている情報は、掲載時点のものです。掲載内容は予告なく変更させていただく場合がございます。予めご了承ください。